五日目は、実はフランス語というよりも、ドイツ語の勉強になりました。
というのも、担当の先生が、オーストリアに長期滞在する外国人に2006年から課せられたオーストリア新同化協定の、ドイツ語テスト対策の先生も兼ねているからです。
オーストリアに長期滞在を希望するEU圏外の人は、ÖIFのテスト(A2レベル)を合格しないといけません。これは例えば、オーストリア人と結婚していても、義務付けられています。滞在ビザが切れる前に合格しないと、ビザ更新はしてもらえないんですよー!!!
私は運良く2004年12月に結婚して2005年に滞在ビザの手続きを終了していたので、(おそらく)新規の法律に関しては「適用外」らしく、これまで1年あるいは2年ごとのビザ更新でドイツ語のテストをしてください、という指示は受けませんでした。バルセロナにいたときにゲーテ・インスティトゥートでC2クラスを終了して、そのときの修了書もあるので、それを提示すれば、もしかしたらテストを受ける指示があったとしても、対象外としてもらえたかもしれません。
でもいくらA2レベルとはいえ、これまで全くドイツ語の勉強をしてこなかった人には、かなり厳しい政策かなーとも思います。例えば「オーストリア人の夫と、知り合ったときからずっと英語で会話、今は子育てで大忙しー」なんて人も、このテストを合格しないといけないんですもんねー。
。。。というわけで、私のフランス語コースのクラスメート(=オーストリア人)は、そのテストに興味津々だったわけです。
で、問題のサンプルを見て、リスニングも試しにやってみて。。。感想はーーー「このテスト、なかなかよくできているかも!」
というのも、他のいわゆる資格試験と比べ、採用されている問題が、日常の生活に密着しているということ。アパートや仕事探し、病欠の際の規則、お医者さんにアポをとる、個人情報を用紙に書き入れる作業、電話会社からの請求書、銀行振り込み用紙の記入の仕方、などなど。
結局オーストリアという国は、外国人を無理やりドイツ語のプロにしようとしているのではなく、オーストリアにて日常生活を送っていくにあたって、必要最低限の語学力を身につけてもらい、自国民と外国人との間に、これ以上軋轢なり偏見が生じないようにしたい、ということなんだろうと、あらためて実感しました。
実体験として、一人目の子供を病院で出産したとき、英語もドイツ語も一切分からないママさんと、どうやってコミュニケーションをとろうかと、途方にくれていた看護婦さんやお医者さんを目にする機会がありました。多くはトルコ系移民の女性らしく、仕事を終えただんなさんと思われる人が病院に来てはじめて、なんらかの意思疎通が図れる、といった具合で、陣痛から出産、産後のケア、赤ちゃんの様態など、はたから見ているほうが、そんなんで大丈夫なの???と心配になるくらいでした。
というわけで、ドイツ語勉強中で、このテストに関心のある方は、サンプルテストをちょっとのぞいて見てください。
さてさて、肝心のフランス語の方は、星の王子様の宿題となっていたところの要約を口頭でさせられました。
私は質問の意味がよくくみ取れていなかったのか、とんちんかんな解答をしたらしく、「あ、もういいから、宿題で提出した文を読んでくれる?そっちの方は良かったわ」と言われ、大ショック。やっぱり口頭、超苦手です...(ノ_<。)


